グローバル化が進む現代社会において、人々が遠い海外にいる人ともネットワーク環境があれば容易に繋がれるようになりました。そして、企業のグローバル化が進み、海外の人が日本で仕事を行うことも増え、言語の壁に当たる企業が多く存在しています。例えば、業務内容がわかるマニュアルや手順書を訳して伝えても、お互いの文化や思考の違いから正しく伝わらないことがあり、困っている企業が多く存在しています。

そもそもマニュアルや手順書とは?

マニュアルとは、同じレベルで従業員全員が業務を遂行し、一定の結果を出す為に業務手順やルールなどをまとめたドキュメントです。業務マニュアルには全体の業務フローと目指すべきゴール、具体的な手順、前提条件、注意事項、必要な知識などの内容が書かれています。マニュアルに書いてある内容通りに手順を進めることで、従業員全体の作業品質やスピードの一定化を図ることができます。

マニュアルと手順書は作業を進めるための手順がどちらにも記されており、とてもよく似ているため混同されがちですが、取り扱う範囲の広さが異なることが違いとして挙げられます。手順書に比べてマニュアルは、範囲が広い言葉として使われるケースが多いです。例えば、業務の全体イメージや業務フローを前提とした上で、ステップ毎の作業手順を詳しく書いてあります。また、実施する上で必要なノウハウや、誰に何を依頼すべきか補足事項についても書いてあります。

一方で、手順書は小さな範囲で利用されるケースが多く、特定の業務や工程等の作業手順など、個人で完結できる範囲の流れがまとめられています。例えば、手順書の通りに実施することで、何かの設定等を問題なく完了できるといった内容です。

マニュアルと違って手順書には業務全体のフローが書かれていないものが多く、マニュアルの一部内容を抜粋して手順書としてまとめるということもあります。

では、マニュアルや手順書翻訳の必要性について紹介します。

マニュアルや手順書を翻訳する必要性

最初にお伝えした通り、海外の人と仕事をする際に、言語の壁に当たることはよくあります。しかし、言語が違うからという理由で、そのマニュアルや手順の通りに業務を行うことが出来ないということはありません。言語の壁を乗り越えられれば、海外の人でも同じように対応することが可能なはずです。

そのような観点から、マニュアルや手順書を翻訳する翻訳者は以下のことに気をつけて翻訳しなければなりません。

  1. 専門知識の有無
    マニュアルや手順書の業種によって、必要となる専門知識が異なります。その業種の専門知識のある翻訳者が対応する必要があります。
  2. 翻訳言語の性質や特色を理解している
    言葉には、それぞれの言語によって性質や特色が備わっています。翻訳前の言語と翻訳後の言語それぞれの文化や思考のことをよく理解し、どのように言い換える必要があるのかがわかる翻訳者の対応が必要です。

今回はマニュアルや手順書の翻訳について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。弊社plus connectionには各言語の性質や特色をよく理解した専門知識が豊富な翻訳者が多数在籍しております。ぜひマニュアルや手順書の翻訳をご検討の方はまずはお気軽にご相談ください。