突然ですが、みなさん!
短期の海外旅行ではなく、最長で1年くらい海外に滞在できるとしたら、どんなことをしてみたいですか?
語学の勉強や現地でのアルバイト、日々の生活の中にある異文化に触れてみるなど、その土地で一定期間、実際に生活してみるからこそできることは、数多くありますよね。そこで「外国で暮らしてみたい」「短期間の海外旅行では味わえない経験をしたい」という思いを持った人たちにおすすめなのが、ワーキングホリデー制度です。
これは、海外で長期間滞在する手段のひとつです。
「ワーキングホリデー制度を利用して、海外に行きたい」「興味はあるけど、どんな制度なのか分からない」という方に向けて、今回はワーキングホリデーについて解説いたします!

ワーキングホリデーとは?

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、日本が協定を結んでいる国と地域で、働きながら一定期間の休暇を過ごすことができるという制度です。現地でアルバイトをしながら滞在することによって、滞在中の経済的負担を軽減しながら異文化体験をつみ、国際的な感覚を身につけることができます。2022年の時点で、日本は26の国と地域との間で、ワーキングホリデー制度の取り決めを結んでいます。ワーキングホリデービザは、通常の観光ビザや学生ビザ、就労ビザとは異なり、18歳から30歳まで(国によって対象年齢は異なります)の若者に限定した、特別なビザです。滞在期間中は、滞在先や旅行先に制限はなく、現地に滞在しながら、アルバイトをすることができます。休暇を主な目的としているため、就労や就学については期間に制限がありますが、非常に自由度の高いビザとなっており、海外で英語の勉強をしたいけれど、語学留学や正規留学は高すぎるから、と諦めていた方には、大変有効な制度です。なお、ワーキングホリデービザは、基本的に1カ国につき1回のみの発給となります。

ワーホリに行ける国はどこ?

日本からワーホリに行ける国は、以下の29か国です。

オーストラリアニュージーランドカナダ韓国
フランスドイツイギリスアイルランド
デンマーク台湾香港ノルウェー
ポーランドポルトガルスロバキアオーストリア
ハンガリースペインチェコアルゼンチン
チリアイスランドリトアニアスウェーデン
エストニアオランダイタリアラトビア

これは、2022年11月時点の情報です。
ワーホリに行ける国は、新たに追加されたり、減ったりすることもあるため、詳しくは一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会の公式サイトをご覧ください。

日本人に人気の国は?

上記の国のなかで、日本人に一番人気の国は『オーストラリア』です。海に囲まれて自然も壮大であり、暖かくて過ごしやすいオーストラリアは、日本からも飛行機で約7時間程度と非常に行きやすく、例年日本から多くの人がワーホリでオーストラリアに行っています。

オーストラリアは、留学やワーホリで訪れる人を世界で一番多く受け入れている国でもあるため、様々な国籍の人と出会えるのも、魅力的なポイント!

オーストラリアのワーキングホリデーの詳細

【年齢】
18歳以上30歳以下(31歳になるまでにビザを取っておけば問題ありません)

【期間】
最長3年(条件:1年更新、2年目を取得する際は、3か月の地方地域内にて季節労働をする必要があり、3年目はセカンドワーキングホリデービザを保持している間に、6か月間指定された地域で、特定の仕事に従事する必要があります)

【賃金】
2022年7月1日時点で時給21.38豪ドル
(時給1,900円程度)

【就学】
最大4ヵ月可能(17週間)

オーストラリアで人気の地域は?

オーストラリアと一口にいえど、とても広い国です。日本で人気のワーホリスポットはどこなのでしょうか?ご紹介します!

①シドニー(Sydney)

留学でもワーホリでも、シドニーは大人気の場所です。オペラハウスで有名なシドニーですが、オーストラリア1の大都会で、日本だけでなくいろんな国から留学やワーホリにたくさんの人が訪れるので、刺激的な生活が送れそうです。アルバイト募集も多いので、お金が少なくても、とりあえずシドニーに行けば何とかなりそう!?

②メルボルン(Melbourne)

カフェ天国で、ヨーロッパの雰囲気を醸し出しているメルボルンは、最も住みやすい街とも言われています。バリスタで働きたければ、メルボルンに行ってみるといいですよ!

③パース(Perth)

ほかの都市と比べ、日本から渡航するには少し距離がありますが、自然を楽しみたい方や、日本人があまりいないところで働きたい方におすすめの場所です。ローカルで自然の多いパースであれば、オーストラリアでしか出来ない経験が沢山できそうです。

ワーホリのメリット

①海外で長期間の滞在が可能!

留学するのであれば、学生ビザを取得し長期滞在が可能ですが、ビザがなかったり、あるいは観光ビザでの渡航の場合、長くても3か月〜6か月程度の滞在となり、1年間といった長期での滞在ができません。しかしワーキングホリデーであれば、一般的に入国から1年間の滞在が可能です。オーストラリアでは、セカンドワーホリやサードワーホリを使い、合計2年、あるいは3年間の滞在が可能で、イギリスでは最長2年間の滞在も可能です。

②いろんな国の人と知り合える!

ワーキングホリデー制度を取り入れている国は、他国からの人の受け入れも盛んなため、現地の人だけでなく、さまざまな国籍の人と出会う機会があります。ワーホリ中に、いろんな国の方と一緒に生活するなど、世界各国に友達を作り、ワーホリ後もお互いにやり取りをして、各国の友人宅を訪問したという方もたくさんいます。

③海外で働ける!

ワーキングホリデーの最大のメリットは、海外で仕事をし、収入を得ることができる点です。海外で就労するためのワークビザや、就労許可などの取得は決して簡単ではありません。海外で暮らして、仕事をするという経験は、ワーホリ以外になかなかできることではありません。

いかがでしたか?今回は、ワーキングホリデー(ワーホリ)について解説しました。ワーホリは語学力を伸ばしたり、日本では得られない人生経験を得たりするためには、非常に良い機会です。ワーホリの全体像が掴めたら、いつワーホリに行けるのか、どのくらいの費用がかかるのかなど、より細かな計画をたてましょう。

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