アルプスの国、スイス
スイスといえば、雪を冠した真っ白な峰々や、自然豊かな緑の牧草地の風景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
そんなのんびりとした情景のイメージもさることながら、世界85カ国を対象にした「世界幸福度ランキング(2022年調べ)」では1位に輝いているのはご存知ですか?
今回は、そんな国民の幸福度が高く、豊かな自然に囲まれたスイスの秘められた魅力をご紹介していきたいと思います。
基本データ
正式名称 | スイス連邦( Swiss Confederation ) |
人口 | 約870万人(2021年時点) |
面積 | 約4.1万平方キロメートル 日本の九州地方程の面積です。 |
首都 | ベルン(人口:約13万人) |
使用言語 | 公用語:ドイツ語(65%)、フランス語(23%)、イタリア語(8%)、ロマンシュ語(1%) スイスにおいては、公用語が上記の4つ存在します。 英語は母国語ではないので、現地の方に通じるとは限りませんが、ホテルや駅で働いている人達なら、英語を使用しています。 |
信仰宗教 | 国として定めている宗教はありませんが、主に国民はキリスト教を信仰している人が多く、少数ですがイスラム教を信仰している人もいます。 人口の3分の2の人達がローマ・カトリックもしくはプロテスタントと言われています。 |
日本からのフライト時間 | スイスインターナショナルエアラインズの直行便で日本から片道約12時間半かかります。 |
日本との時差 | 日本よりスイスの方が8時間遅れており、サマータイム時は7時間遅れます。 |
観光名所のご紹介
マッターホルン
マッターホルンはスイスのアルプス山脈の中でも最も知名度のある山で、別名「アルプスの女王」と呼ばれます。
山自体が国境の役割を担い、北側はスイスで南側はイタリアに属しています。
国土の約3分の2が山岳地帯であるスイスでは、その観光名所も雪山であることが多く、その楽しみ方もゴンドラやロープウェーに乗ったりハイキングをしたりといったものがあります。
マッターホルンにはツェルマットという村があり、この村を観光の拠点とするのがおすすめです。
村にはガソリン自動車を乗り入れることが禁止されているので、とても澄んだ空気を味わうことができますよ。
マッターホルンには展望台が多くあり、その中でもマッターホルン・グレッシャー・パラダイス(クライン・マッターホルン展望台)とゴルナーグラート展望台は観光客にかなり人気があります。
マッターホルン・グレッシャー・パラダイス(クライン・マッターホルン展望台)
ツェルマットからロープウェーを二回乗り継いでいくと(所要時間30分ほど)、「ヨーロッパで最も標高が高い展望台」と言われるクライン・マッターホルン展望台に到着します。
ここでは一年中スキーを楽しめるということもあり、現地はスキー客で混み合っている場合が多いので、ゆったりと空いている時間を楽しみたいという方にはスキー客が少ない昼頃の訪問がおすすめです。
また、ロープウェーを乗り継ぐにつれて標高が一気に高くなるので立ちくらみやめまいを引き起こす高山病にも注意が必要です。
急いで乗り換えをせず、少しずつ身体を慣らしながら進んでいきましょう。
かなり寒いですが、雲が同じ目線に見えるほど標高が高く、マッターホルンを一望することができます。
ゴルナーグラート展望台
スイスを代表する展望台のひとつ、ゴルナーグラート展望台。
ツェルマットから終点のゴルナーグラート駅を繋ぐ登山鉄道に乗車し、35分ほどで到着します。
終点で下車すると、あたり一面真っ白な銀世界が広がり、アルプスの大パノラマを臨む事ができます。
すぐ近くに流れるゴルナー氷河も迫力満点で、他の展望台とはまた違った風景を見ることができます。
冬季は美しい雪原を楽しめますが、夏は雪が溶けるので近くのリッフェル湖までハイキングができます。
ベルン
スイスの魅力は美しい山々だけではありません。
首都ベルンの歴史は12世紀にまで遡り、その旧市街の美しい街並みによって世界遺産に登録されています。
中世の街並みが未だに色濃く残っているので、まるでファンタジーの世界に迷い込んだような気分になることができます。
メインストリートのクラム通りには、スイスの有する26州の州旗が並び、通りの両端にはアンティークショップや雑貨店などが数多く立ち並びます。
街のシンボル的な存在となっているベルンの大聖堂は、スイスで最も高い特徴的な尖塔を冠しています。
その内部は無料で見学が可能で、内部の荘厳なステンドガラスやパイプオルガンは見る価値ありです。
スイスでは、美しい山々や広大な自然があり、本物の自然を肌で感じることができる国です。
また、国全体でみると失業率がかなり低く、冒頭でご紹介した「世界幸福度ランキング(2022年調べ)」においての「生活の質」スコアの高さもかなりの高評価です。
1人あたりの国内総生産も世界的にみるとかなり高く、法人税率の低さを始めとしたその強い経済力も魅力のひとつです。
様々な側面で魅力を発揮するスイスですが、この記事をきっかけに少しでも興味を持っていただけますと幸いです。
弊社ではスイスの公用語、ドイツ語とフランス語とイタリア語に長けた通訳者・翻訳者が多く在籍しておりますので、もしお困りごとがあればお気軽にご相談ください。