ヨーロッパでも有数の観光大国として知られるフランス。
世界三大料理であるフランス料理やワイン、首都パリにて味わえる芸術やファッション、更には世界遺産など数多くの魅力がありますよね。
その歴史と芸術に彩られて洗練された町並みに、魅了される人も少なくないはず。
今回はそんなフランスの観光名所や国の概要を紹介していきます。

基本データ

人口約6,804万人(2023年1月1日時点)
面積54万9,134平方キロメートル
ヨーロッパでも最大の国土面積を誇り、ヨーロッパの西端に領土が位置しています。
首都パリ
使用言語フランス語
信仰宗教キリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教、ユダヤ教等
日本からのフライト時間日本(成田、羽田)からフランス(パリ)までは、直行便で約12時

モン・サン・ミッシェル

エリア:フランス北西部

毎年250万人が訪れる、フランスで最も人気の観光名所と言われるモン・サン・ミッシェル(モン・サン=ミシェル)をご存じの方も多いのではないでしょうか。
大きさは周囲約900m、高さ約80mのフランス国内西海岸サン・マロ湾に位置するカトリックの修道院で、その名前は「聖ミカエルの山」を意味します。
この湾は潮の満干機が激しい場所とされ、干潮時には陸続きですが満潮時には海上に孤立するつくりとなっており、かつては多くの巡礼者が潮に飲み込まれてしまったと言われています。
その美しさから西洋の脅威と称され、1979年にその周囲の広大な干潟とともに世界遺産に登録されています。
日の出や日没時に浮かび上がる幻想的な姿やライトアップされた景観は非常に神秘的で、ため息がでるほどです。
パリ市内から電車やバスで3時間ほどで行くことができ、公共交通機関を利用しても行けますが、直行のバスも出ています。
その歴史は古く、司教である聖オーベルが大天使ミカエルのお告げを授かったことから始まります。
元々はお告げに従って小さな礼拝堂を建築しましたが、ロマネスク様式の修道院、ゴシック様式のラ・メルベイユ(修道院の居住スペース)が追加され、今の姿が形成されていきました。

凱旋門

エリア:パリ周辺

フランスのパリと言えば、凱旋門を連想する方は多いのではないでしょうか。
1806年にナポレオン1世がアウステルリッツの戦いでの勝利を記念して建設を命じたとされる、高さ49.54m、幅44.82mの門です。
別名「Arc de Triomphe(勝利の橋)」とも言われています。
壁面には、ナポレオンの戦いや義勇軍の出陣が彫刻されていて、第一次世界大戦の無名戦士の墓や兵士の魂の祈念のためのプレートもそののちに埋め込まれています。
パリ市内のシャンゼリゼ通りに位置し、シャルル・ド・ゴール・エトワール広場の中心にあります。
パリでも屈指の観光スポットとして知られていますが、その内側まで見学できることはご存知ですか?
門内部の234段の階段を登りきるとパリ市内全体を眼下に望むことができます。
大通りからコンコルド広場、ルーブル美術館、更にはエッフェル塔やサクレ・クール聖堂を一望できる眺めは圧巻です。
意外と観光客が多い時期でも待ち時間なく入場できるそうなので、穴場スポットと呼べるかもしれませんね。

ヴェルサイユ宮殿

エリア:パリ郊外

ヴェルサイユ宮殿は、「朕は国家なり」で有名な太陽王ルイ14世と王妃マリー・アントワネットが住んでいた世界一と言っても過言ではない豪華絢爛な宮殿です。
1979年に宮殿とその庭園は世界遺産に登録され、年間600万人の観光客が訪れる超人気観光スポットで、フランス絶対王政時代を象徴する建物となっております。
アクセスは、パリ市内から20kmほど離れており、列車で30?40分ほどかかります。
ベルサイユ宮殿行きの列車が駅から出ているので、かなり分かりやすいかと思います。
宮殿内に数多く散財する観光名所の中でも特に有名なのは、「鏡の間」と「ヴェルサイユ庭園」です。
鏡の間は別名「鏡の回廊」ともいわれており、ヴェルサイユ条約が締結された場所としても知られています。
合計357枚もの鏡が使用されており、その細部に至るまでの目も眩むほどのきらびやかな光景は圧巻です。
天井にはシャルル・ル・ブランの絵画が一面に張り巡らされており、舞踏会やパーティーなど貴族たちの社交場として使用されていたようです。
フランス建築最高傑作と呼ばれているヴェルサイユ庭園は広さ800ヘクタールを超え、フランス式の完璧な左右対称を楽しむことができます。
当時、天才と呼ばれていた庭師アンドレ・ル・ノートルによって造園されました。
噴水が多く設置されており、当時は立派な噴水ショーも開催されていたようです。

今回はフランスの基本情報と代表的な観光名所を紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
ご紹介した観光名所以外にもフランスには魅力的な建造物や芸術作品、世界遺産が数多く存在します。
観光大国だけでなく、地方ごとに特色分かれるワインやチーズも味わえる美食大国としての一面も。
更には、パリには日本の百貨店でもよく見かけるスイーツ店の本店が多くあり、本場のマカロンやケーキなどのスイーツを楽しむこともできますよ。ぜひ一度訪れてみたいですね。
plus connectionでは、フランス語の通訳者、翻訳者が多く在籍しておりますので、お困りの際はお気軽にご連絡いただければと思います。