愛と情熱の踊り、フラメンコや闘牛などスペインにはとにかく「熱い」イメージがありますよね。
過去には「世界で最もロマンチックな国ランキング」にて1位を獲得したこともあるようです。
スペイン北東部に位置する、カタルーニャ州の地中海を臨むスペイン最大の港湾都市バルセロナには恋人達のバカンスの聖地があり、現地の方も恋愛に情熱的な方が多いと言われています。
バルセロナについては、サッカーで有名なので聞いたことがある方も多いかもしれません。
今回はそんな情熱的で、「太陽の沈まない国」と言われることもあるスペインの特徴や観光名所をご紹介していきたいと思います。

基本データ

正式名称スペイン王国
人口約4,760万人(2022年時点)
面積50.6万平方キロメートル
日本の約1.3倍程の面積です。
首都マドリード
使用言語スペイン語
(バスク語、カタルーニャ語、ガリシア語、バレンシア語、アラン語は一部の州で公用語として認定されています)
信仰宗教国教が禁止されていますが、国民の大半がキリスト教だと言われています。
国内には多くの礼拝堂があり、その約7割がカトリックの礼拝堂だそうです。
日本からのフライト時間成田からマドリードまで片道14時間程
日本との時差日本よりスペインのほうが8時間遅れていますが、サマータイム時は7時間遅れです。

観光名所のご紹介

サグラダ・ファミリア

エリア:バルセロナのアシャンプラ地区

スペインの天才建築家、アントニ・ガウディが設計したキリスト教の教会、サグラダ・ファミリアは皆さまご存知の方も多いと思います。
1882年に聖家族(イエス・キリストと聖母マリアと聖ヨセフ)に捧げる教会「正式名称:聖家族贖罪教会」としてフランシスコ・デ・ビヤールが着工し、その後1891年にガウディに引き継がれました。
現在も建設真っ最中で、その完成は200〜300年とも言われていましたが、近年の技術の進歩によって工期が短縮されたことにより、ガウディの死後200年とされる2026年に完成予定となっているそうです。
1852年にカタルーニャ地方にて産まれたガウディは、サグラダ・ファミリアの建築が決まると泊まり込みで設計作業するなどその熱中ぶりが話題となっており、1926年に74歳で亡くなる晩年までその完成に注力していました。
その独創的でユニークな作風で知られる作品や建築物は、スペインのいたるところで目にすることができます。
サグラダ・ファミリアもその例外ではなく、1984年にはその建設物の中の生誕のファザード(門)と地下礼拝堂のみが「アントニ・ガウディの作品群」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。
入場チケットはインターネットから購入ができ、ガイド付きチケットには日本語版もあるそうです。
チケットなしで当日入場することもできますが、見どころの一つである「生誕の門」から入場できるのはチケットを事前に購入した方のみとなっているそうなので事前のチケット購入をおすすめします。

「生誕の門」は、実は日本人彫刻家の外尾悦郎さんの作品で、「受難の門」と並んでサグラダ・ファミリアの人気スポットの一つとなっています。
教会の塔上部にも登ることができ、バルセロナの美しい街並みを一望することができますよ。
アクセス方法は、バルセロナ市内の中心部「カタルーニャ広場」から地下鉄やバス等の公共交通機関を利用する方法があります。

グエル公園

エリア:バルセロナ北部

ガウディの未完作品であるグエル公園は、世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」の一つです。
その奇抜な色遣いのモザイクタイルや動物をかたどったアート作品が公園の随所に散りばめられています。
元々は未来の高級別荘地地帯の建築を目指して実業家のエウセビ・グエルが計画を依頼しましたが、1914年に工事が中断したことで、その後市に買収されて公園になったそうです。
グエル公園は、映画やドラマにて有名な撮影スポットとしても知られており、代表的な作品は2008年に公開されたコメディ映画「それでも恋するバルセロナ」です。
そのおとぎ話のようなファンタジー感あふれる公園の外観は多くの人々を魅了し、公園内にあるガウディの住居はガウディ博物館として一般公開されています。
公園内は無料エリアと有料エリアに分かれており、ガウディ家博物館や代表作波打つベンチや石造りの回廊は有料エリア内に、無料エリアでは有名な大階段やオオトカゲ像を鑑賞することができますよ。
アクセス方法は、バルセロナから地下鉄と公共バスを乗り換えて向かう方法と公共バスのみで向かう方法、公園直通のシャトルバスで向かう方法などがあります。
バルセロナ、特にグエル公園周辺は坂道が多いため、なるべく公共交通機関を利用することをおすすめします。

バルセロナの公共交通機関は早朝から深夜まで、きちんと時間通りに運行しているので観光の際は非常に役立つことでしょう。

スペインの特徴や観光名所をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ご紹介したもの以外でも、ガウディの作品や建築物はバルセロナ市内随所で見ることができますし、ただ街を散策するだけでも新しい発見や、ガウディの情熱的なアートに触れることができてとても素晴らしい旅になること間違いなしです。
弊社にはスペイン語が得意な通訳者と翻訳者が多数在籍しておりますので、スペイン語についてご不明点等ございましたらお気軽にご相談ください!